片手間では絶対に成功しないネットショップ - ネットショップ開業・経営の記録

片手間では絶対に成功しないネットショップ

| コメント(0) | トラックバック(0)

このサイトが検索で引っかかりやすいからなのか、最近たくさんの人からメールなどをいただく。とても嬉しく自身の経営の糧にもなり大変感謝している。

その一方でネットショップならすぐにお金が稼げると勘違いをしている輩が多いのも気になる。書いたらきりがないくらい多くのことがあるが、ブログなのでとりあえず思いついたことを書き綴ってみたので、興味のある人は読んでいただけたらと思う。もちろん反対意見もあるとは思うが、そこはテンションを下げてスルーしてもらえたら幸いである。

長い間経営してきた実店舗の売上が伸び悩み、或いは下降が止まらず、不安感からネットショップを開き販路を拡大する人は山ほどいる。しかしネット経由では売れるどころか益々経費が掛かり、取り返しがつかなくなってしまう人が大半なのが実状でもある。

Webサイトの構築、パソコンのハード、ソフトを扱える、ネットショップ用の写真撮影、大ざっぱに言ってもこれらのスキルを持っていること、そしてネットショップに訪れる顧客が実店舗に訪れる状況と全く異なる環境から来訪することを理解していると、ネットショップ運営のランニングコストは大幅に減らすことができる。

さらにYahooや楽天などのモールで出店をしないで独自にショップサイトを運営できれば次第に利益も出るようになる。言い換えれば、これらが実践できていなければネットショップは単なる足かせで終わることは間違いない。

自身のスキルや知識を見直す

ここでネットショップを運営するにあたり、どのようなスキルが必要かをタイトルだけ並べてみた。もちろん実店舗だけの人には当然の内容も含まれるし、物販だけでなく実店舗に来てもらって初めて売り上げが上がる飲食業や理容系にも通じる部分の抜粋である。

  1. パソコンのソフトのインストールやインターネットへの接続は自身ができ、ホームページの更新もアウトソーシングではなく自分でできること。つまりHTMLなどのタグを使って簡単なホームページが作れること
  2. ネットショップやインターネットのホームページから顧客に伝える手段は文章と写真、そしてそのレイアウト、つまり見易さやサイト内の行き来がわかりやすいことが必要である。つまり他店を参考にするのも良いし、自分のホームページを何度も見直して改良していくこと。
  3. レイアウト同様、文章や写真のクオリティを上げること。カッコいい、見栄えが良い、加工を施して実際とは異なるように見える、などは論外で、事実を的確に伝えることが大切。
  4. できるだけ多くの人に見てもらうためには、やはり検索したときに上位表示してもらえるような努力が必要である。この点についてはその方法自体に賛否が分かれることが多数あり、改めて考えてみたい。ただいえることは本気で取り組んでいるネットショップは変な施策をしなくても上位に表示されるようになってくることは頭の片隅に入れておくとよい。

以上がネットショップという販路に必要な最低限のスキルであると考えている。ネットショップを開設して順調に5年以上経営が続いているショップは、開設したショップの1%に満たないといわれるほど厳しいものである。片手間でお小遣い稼ぎを考えている、実店舗の補助的な位置づけで開業するならば、止めたほうが良い。

インターネットの世界には物理的距離は無い

ネットショップは銀座や渋谷、新宿などの繁華街といった地理的な条件は一切なく一言でいえば地理的条件は関係無いといっても過言ではない世界である。さらに大手販売店と同じ立ち位置に居ることも忘れてはいけない。物販にしてもサービスにしても、ホームページが綺麗にわかりやすくできていても、商品の扱いが雑だったり、注文を受けてから顧客に商品が届くまで時間がかかるなどは、あっという間に評判を下げてしまう世界でもある。逆に評判が良いと急速に売り上げが伸びるのもまた事実である。

またネットショップ独特の経営手腕も必要である。大手販売のAmazonを見てみると「地球で一番商品がそろっているオンラインショップ」と謳っている。一般的には在庫は最小限、あるいは持たない、さらに選択と集中で運営していくことが大切とされているが、ネットショップは在庫がなければ5秒後には次の店に行ってしまうというくらい、在庫の有無が大切(在庫がある=すぐに商品が届くという意味)であり、明確な答えは未だ見いだせないが、安いだけで商売が繁盛(利益を大きくする)するということではない。

またロングテールという言葉があるが、ネットショップへ来る人の多くは検索エンジンを使って訪れる。多くの種類の商品ページ、あるいは商品の名前やシリーズがあることで色々なキーワードで検索されヒットする回数は増加する。そしてネットショップは実店舗と異なり沢山の種類の商品を陳列する物理的スペースは必要ない。言い方を変えると選択と集中という言葉の解釈が経営学上でいわれるそれとはやや異なってくる。

そしてもう一つ大切なことがある。それは大手も含めてだが、自分のショップを好きになってもらう、つまり何度も買いに来てくれる・足を運んでくれる、そのような常連さんあるいはコアな顧客を増やすことである。1回きりで次の注文をくれなかった顧客は、ショップに対して愛着や信頼といった感情は持たなかった・不平不満が有ったと解釈するのも良い。

そしてもう一つ、かつての商売とは異なる考え方を持ち込んでみることである。それは「お客様は神様です」という名言があるが、これはお客様はショップから見れば神様という意味で言われた言葉ではない。顧客に商品やサービスを提供する代わりに、顧客はお金をショップに提供するという平等とも取れる考え方もある。どこの店でも常連に「なれない」お客は買い物が下手な人物であるということである。表だって述べる内容ではないが、この考え方を持ち込むことで自分に非がない場合の無駄時間を大幅に省くことも可能である。

楽天やAmazonは品数が多く、安いという部分で何かを買う、という時にまず見に行く人が多いサイトとなっているが、そこまでいかずとも、常連さんにはまず自分のショップサイトを見てくれるようにする、そのための努力が非常に大切である。こういった顧客は他店が安くても買い慣れたショップで買うようになってくれる。ショップ側からすればショップを支えてくれる大切な顧客である。ショップそのものが一つのブランドになる、そういう捉え方でもよいと思う。

インターネットの世界がまだまだ発展途上であり、売るためのアイデアやサービスはこれからも増えてくることは間違いないが、最終的にお金を落としてくれる顧客をどれだけ大事にできるか、これが最も大切なことである。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.lcisdb.com/mt/mt-tb.cgi/1

コメントする