何を販売する? - ネットショップ開業・経営の記録

何を販売する?

やるからには絶対に失敗したくない、その気持ちが非常に強かったのを覚えています。大学受験を体調不良で失敗、大学院を教授とウマが合わず1年で退学、そしてうつ病で退職...もう失敗は懲り懲りでした。また年齢もすでに40近く再就職しても仕事を全うできそうもなかったことも一因です。準備といっても、本当にゼロからの出発でした。何を売るのかさえ考えていなかったのですから...。

そこで自ら色々な条件を考えて、それに合致する商品を販売する小売業(ネットショップ)にしようと考えました。その条件とは次の通りです。

1.重くない商品
まさに重量が比較的軽い商品ということです。梱包の事を考えると、小さくて軽いものに限ります。また体調不良の時や年老いたとき、持ち上げて腰を悪くすることの無いような商品を探すということです。
2.ハイテク製品ではないこと
ハイテク製品を開発してきて、またパソコンをはじめとするハイテク製品を使ってきて、なんて製品のサイクルが短いんだろうと思っていました。これでは仕入れて数日後には新製品がでることも考えられるため、ハイテクではない、ローテク製品に属する商品を考えました。
3.賞味期限のある食品類、寿命のある商品は扱わない
賞味期限があるものは、その時を過ぎれば売れ残りはゴミ...そう考えていました。しかし、よく考えれば輸送業者は冷凍冷蔵宅配も行っているし、賞味期限から逆算した販売方法を考えれば可能だったのかもしれません。...ただあまりグルメでもないので、食品類については深く考えませんでした。ただ食品を除いても寿命のある品物は沢山あります。長期在庫は良くないことは分かっていますが原則として寿命は考えなくてもよい商品を探しました。
4.商品単価が高いものを売る
結果としては100円以下のものから数万円もするものまで販売することになったのですが、世間一般でいわれるように、高価なものを売って利益を上げる体質にならないと企業の足元が弱くなる、そのようなことを考え、商品単価が高いものもあるカテゴリーに特化することを条件にしました。
5.商品は実用性があること
形あるものには置いておくだけのもの、手にとって利用するものなど様々ですが、実用性があるということは必要とされる商品であるということです。ハイテク製品はまさに実用品の最高峰に位置しているのかもしれませんが、それを外した実用品です。食器や家具、考えれば次々と思いつきます。
6.長く続く製品群であり将来もずっと使われる商品
ハイテク製品はパソコンでいえば2年程度で多くのハード、ソフトに追い付けなくなります。これはまさに実寿命2年ということです。たまたま壊れなければ製品そのものはスタンドアローンでもう数年使えますが、あまりに短命で手を出す気がしませんでした。一方将来も使われ続け、長く販売され続けるものであれば、同じものを30年売り続けていくことも可能です。そんな将来を保証するようなカテゴリや製品があるのか...色々な面でアプローチして考えました。
7.おしゃれが演出できる商品
ここまでくると夢見話のようになってしまいますが、宝飾品などはまさにそのものです。しかし宝飾品は単価が高すぎます。他におしゃれも演出できるものはと、色々考えました。おしゃれを演出する製品は言い方を変えると上記した実用品というより嗜好品に分類されます。つまり購入した人が気持ちの上で満足感を得られるということです。
8.スーパーやホームセンターでは売っていないもの
何でも揃っているから成り立っているスーパーやホームセンター。そして安く売っている、普通ならみんなそこで安く買えてしまう、そのような商品では価格競争で絶対に負ける、最初から頭にあったことです。そこに無い品物ってあるのか?正直なところつまづいた条件の1つです。

以上を条件として辿りついたのが文房具...それも海外の文房具です。改めては記しませんが、上の条件を全てクリアしています。ここにたどり着くのに何日も掛かりました。ただ心配な事が1つありました。それは私自身が学生時代は文房具が好きでしたが、会社時代は文房具に興味を持っていなかったこと、海外ブランドの文房具を全く知らなかったことです。これがショップを始めてからの障壁になってしまいました。

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