売り上げを伸ばす - ネットショップ開業・経営の記録

売り上げを伸ばす

徐々に徐々に注文が増え、売り上げも少しずつ伸びだしました。しかしグラフ化すると生計を立てられる売り上げになるためにはあと2年くらいかかりそうです。しかしそのような悠長なことは現実問題として言っていられません。

ここであらためて考えたことは「他店にはない商品」を揃えること。つまりショップとしてのオリジナリティをいかにして出すかということです。

私はメーカ勤務でしたので、当然頭に浮かんだのは自ショップブランドの商品開発でした。しかし大小問わず他店を見まわすと明らかにショップオリジナルの商品の売り上げは停滞してることが分かりました。

また商品を作るということは、小売という業態とは別に、メーカという業態を抱えるということになるわけです。もちろん製造はアウトソーシングしたとしてもです。メーカとしての立ち場はずっと経験してきましたので、一筋縄にはいかない、とくに品質維持つまりクオリティコントロールが非常に大変であることが気になり、オリジナル商品については当面考えることはやめました。

小売である上でオリジナリティを出すというのは、実はその方法自体の選択肢が非常に狭く、ともすれば価格競争に加わるしかないという状況にも成りかねません。この点については大手商社勤務の友人から詳細なアドバイスももらうことができたため、慎重に進めました。

そこであらためて方向性を絞って、他店にはないものを考えることとしました。その結果が日本未発売商品の並行輸入です。並行輸入というと、偽ブランド商品がからんだり、世間一般では聞こえの良い言葉ではなくなっていますが、海外のメーカが日本に支店を置くなりして販売する以外は、正規代理店扱いといっても、これも並行輸入と分類されるのです。

並行輸入という言葉は置いておき、日本未発売の商品が何かを海外ブランド文房具のカテゴリで探しまわりました。もちろん売れる商品・ブランドでないと意味がありません。探してみるとどのブランドも非常に多くの日本未発売商品があることがわかり、他店を見て隙間をぬう商品をセレクトし始めました。ただなぜ日本未発売商品が存在するのか。それはショップを開業して徐々に分かったこともあります。その点については別ページで書きたいと思います。

北米、ドイツ、フランス、イギリスなどいくつもの国で検索し、卸をしてくれる代理店・小売店を探し、状況を説明して卸販売してもらえるようにお願いをしました。10件に1件、OKがでます。しかし見積りを取ると為替レートの関係もありますが、とても利益の出る見積りではなく、さらに卸元を探しました。結果的に10程度の卸元と話をつけ、程よい価格で輸入できることになりました。10程度の卸元と一言で下記ましたが、自身、正直なところ非常に大変でなれない英語のメールで交渉を繰り返した結果です。

ほどなくして海外から大きな箱がいくつか届きました。しかし開梱して唖然としました。傷、錆、箱損傷...日本の商社から納入される商品には到底かなわない粗末な梱包、商品ばかりでした。日本なら当たり前のようにきれいな化粧箱に入ってくる高級万年筆もトレーに雑然と並んではいってくる始末、化粧箱も付属していません。

それでも日本には流通していない商品がほとんどでしたので、断り書きを入れてショップサイトにアップしました。すると数日後から急激に注文件数が増加し始め、その月だけで前月の2倍の売り上げを記録しました。

こんなにまで日本未発売の商品ニーズがあったのかと、驚くばかりでした。次の月もさらにその翌月も売り上げは直線的ですがみるみる増えていきました。

信頼と知名度 <